新年あけましておめでとうございます。
二回目の投稿になります年明け一回目は、「土地探しについて」
昨今は核家族が多く、一昔前の様に三世代~四世代同居なんてことは非常に稀だと思います。
それに伴い増えてくるのは、「建替え」ではなく「新築」です。
身内から土地を譲ってもらったり、親世帯と同じ敷地内で離れ屋を新築するでもない限り
殆どの方たちが、家づくりの前に土地探しからする事になります。
一般的にまず登場するのが「不動産業者」又は「ハウスメーカー」等の不動産取引を
している業者だと思います。
しかし、少し待ってください。
ここでより良い土地選びをするコツをお伝えします。
住まいよりも場所を優先するのであればそれでも良いと思いますが、
場所と住まいに拘りたいのであれば、建築業者や設計事務所と土地探しをする事をお勧めします。
何故ならば、住まいを設計するにあたり設計士は間取りをパズルの様に考えている
訳ではないからです。「どんな景色が見えるのか」、「どんな視線を感じるのか」、
「どんな風が流れるのか」…等様々な要素を考慮して創る訳ですから、間取り作成前に
要素を決められてしまうより、土地選びの段階で「土地取引のプロ」ではなく、
「建築のプロ」に相談してみてください。
一緒に購入候補地に行くも良し、一から一緒に探すも良し、
素人では気付けない側面からアドバイスをしてもらえる筈です。
商業地域、観光地の様な雑踏の中で暮らす訳ではない限り、
購入した土地を目一杯利用し、外と内が繋がる暮らしをしたいものです。
設計士の役割は、そこから始まると私は思っております。